飲酒運転で摘発されたときの対処法と血中アルコール濃度による処罰基準
お酒を飲んでハンドルを握ることは、単なるミスでは終わりません。刑事処罰、免許取消し、罰金刑、保険上の不利益が一度に伴い、人生の大きなリスクにつながりかねないからです。実際に飲酒運転で摘発されたら、どうすればよいのでしょうか。摘発の現場で絶対にしてはいけない三つの行動、血中アルコール濃度による処罰基準、何杯飲めば基準を超えるのかまで、対処法を順にまとめました。


摘発の現場でしてはいけない三つのこと
飲酒測定を拒否しないでください
測定さえしなければ捕まらないだろうという考えは大きな誤解です。飲酒測定の拒否はそれ自体が処罰の対象であり、むしろより重く扱われます。
- 測定の拒否だけで懲役刑や罰金刑に処されることがあります。
- 運転免許は、血中アルコール濃度0.08%以上と同じく取り消されます。
- 初犯であっても、寛大な処分を受ける可能性は大きく下がります。
どれほど動揺していても、測定の拒否は自らをさらに深い泥沼に追い込む行動です。結果が怖くても測定には応じ、そのうえで法的な対応を考えるほうがはるかによいでしょう。
現場を離れないでください
動揺して現場を離れたり、車を止めた後にその場を立ち去ったりする方がいます。しかし、こうした行動は状況をさらに悪くします。
- 事故が起きた状態で現場を離れると、逃走車両、いわゆるひき逃げとみなされることがあります。
- 逃走が認められれば、飲酒運転よりはるかに重い懲役刑や罰金刑が問題になります。
- 被害者がいれば、民事上の損害賠償責任まで大きくなります。
- 証拠を隠滅しようとしたと解釈され、拘束される危険が高まります。
警察が到着する前であっても現場を離れず、落ち着いて待ってください。供述する前には、法的な助力を受けるのがよいでしょう。
うそで飲酒の事実を否認しないでください
警察の取調べで、運転していなかった、事故の後にお酒を飲んだなどと偽って話すと、刑がかえって重くなることがあります。捜査機関は防犯カメラ、ドライブレコーダー、周囲の人の供述で事実を明らかにします。虚偽の供述が明らかになれば処罰の水準が懲役刑まで上がることがあり、場合によってはほかの容疑が加わることもあります。
無理に否認するよりも、事実関係を正確に把握したうえで、弁護士とともに対応の方向を決めるほうがはるかに安全です。

血中アルコール濃度の区間別の処罰基準
焼酎1杯、ビール1杯でも飲んだのであれば、運転してはいけません。それでもすでに摘発されたのであれば、処罰基準を正確に知ることが対処の出発点です。飲酒運転は、血中アルコール濃度、英語でBAC(Blood Alcohol Concentration)の数値に応じて、免許停止、免許取消し、刑事処罰につながります。
0.03%以上0.08%未満
血中アルコール濃度0.03%から飲酒運転として摘発されます。この区間であれば免許停止100日の処分を受け、場合によっては罰金刑で終わることもあります。初犯であれば罰金の水準で終わることもありますが、摘発されただけでも前科の記録が残り、保険料が上がるなど不利益が大きいため、軽く見てよいことではありません。
0.08%以上0.20%未満
この区間から処罰の水準が大きく上がります。運転免許はすぐに取り消され、刑事処罰の対象になります。初犯でも数百万ウォン以上の罰金が言い渡されることがあり、飲酒運転の前歴がある場合や事故を伴った場合は、執行猶予や実刑が出ることがあります。飲酒運転事件の多くがこの区間で起きており、裁判所はこの濃度を重大な違反とみて厳しく判断する傾向があります。
0.20%以上
事実上泥酔に近い状態と評価される数値で、実刑の可能性まであります。免許取消しは当然で、事故を伴った場合は懲役刑が言い渡される可能性が非常に高くなります。再犯の場合や人がけがをした事故の場合は、実際に拘束されるケースも多いため、特に注意が必要です。
まとめると、0.03%以上ですでに処罰の対象となり、0.08%以上では免許が取り消されて刑事立件され、0.20%以上または測定を拒否した場合は実刑の可能性まで生じます。一つの数値で人生の方向が変わりうるため、摘発直後の対処法が何よりも重要であり、法的な助言は早ければ早いほどよいでしょう。

何杯飲めば基準を超えるのか
焼酎1、2杯やビール1缶くらいなら大丈夫だろうと考える方が多くいます。実際には、少量でも血中アルコール濃度0.03%の基準を超えることがあります。
体質、体重、性別、空腹かどうかによってアルコールを吸収し分解する速さが異なるため、はっきりとは言えませんが、おおよその目安は次のとおりです。人によって結果がすべて異なりうることを前提にお読みください。
- 焼酎1杯(約50ml):体重60kgから70kgの成人が空腹時に飲むと、1杯だけでも飲酒取締りで摘発されることがあります。
- 焼酎半分(約180ml):0.05%以上に上がる可能性が非常に高く、免許停止や取消しの基準に該当することがあります。食事をしていても、30分以内に測定すれば摘発される確率は非常に高くなります。
- ビール1缶(355ml):軽く考えがちですが、人によっては0.03%前後になることがあり、ハンドルを握れば取締りの対象になりえます。
飲んだ量より時間と体の状態が重要です
同じ量を飲んでも、お酒を飲んだ時間、体重、空腹かどうか、睡眠不足といったさまざまな要因によって、血中アルコール濃度は大きく変わります。特に、飲酒後30分から1時間の間に血中濃度が最も高くなるため、少し時間が経ったから大丈夫だろうという判断は非常に危険です。
血中アルコール濃度Q&A
息をしただけで0.03%が出ることはありますか?
あります。お酒を飲んだ直後に口の中にアルコールが残っていると、実際より高く測定されることがあります。水で口をすすぎ、15分ほど経ってから測定するのが正確です。
初犯で0.09%が出ました。罰金刑は可能でしょうか?
可能性はありますが、リスクも大きいです。初犯でも0.08%以上であれば免許取消しと刑事処罰の対象であり、事件の経緯、職業、前科によって、罰金刑、執行猶予、実刑と結果が分かれます。
摘発直後の対処法、順番に
- 飲酒測定には応じます。結果が怖くても、拒否すればより重い処罰と免許取消しが伴います。
- 現場を離れず、警察を待ちます。事故が起きた場合はなおさらです。
- 事実と異なる供述はしません。防犯カメラとドライブレコーダー、周囲の供述でほとんどが確認されます。
- 供述する前に法的な助力を受け、事件の経緯や飲酒運転の前歴、職業といった事情を整理しておきます。
飲酒運転で摘発された後の対処法は、結局、処罰を重くする行動を避け、事実関係を落ち着いて整理することから始まります。血中アルコール濃度の数値はすでに決まっていても、その後の行動は自分で選ぶことができます。
焼酎1杯でも安全ではありません
1杯なら大丈夫だという誤った通念のせいで、飲酒運転の取締りで摘発される方が多くいます。現在の取締り基準は非常に厳しく、本当に1杯だけ飲んでも0.03%を超えやすいのです。お酒を飲んだら、絶対に運転しないでください。

飲酒運転は、免許や経歴、信用、人生全体に影響しうる重大な法的問題です。それでもすでに摘発されたのであれば、落ち着いて対処し、一人で判断するより、急いで法的な助言を受けるのがよいでしょう。お酒は一瞬ですが、記録は長く残ります。

最終確認日:2026-10-19 本記事は一般的な法律情報であり、具体的な判断はご相談を通じてご案内します。
